AEDの有効性(2)
心室細動か起きて、救急隊員を呼んでから現場に到着するまでには、約6分間かかるといわれており、その間に何もしなければ生存率は大幅に下がってしまいます。したがって、現場に居合わせた、近くにいた一般市民、通りすがりの方がAEDの使用も含めて心肺蘇生に関わることが非常に重要なのです。心肺停止者の救命のためには、人の手が必要です。一般市民が心肺停止の疑いのある者を発見したら、直ちに119番通報を実施することは、救急活動システムを起動するための最初の重要な行動です。
さらに救急隊員等が到着するまでの間、心臓マッサージや人工呼吸等の心肺蘇生法を実施することが救命率の向上に重要です。もし倒れている者が心臓に原因のある病気で除細動が適応になる場合、1分1秒でも早くAEDを使用し、除細動を実施することが救命率の向上に重要です。救急車で運ばれた病院で行われる薬剤等を用いた救命治療が行われれば、さらにAEDの有効性が高まります。このように、各輪を上手に連携させることが救命率の向上のためには重要であり、たまたま救命の現場に居合わせた一般市民も非常に重要な役割を担っているのです。