AEDの役割(2)

AEDは以前と違って、医師の指示がなくても救急救命士でも一般人でも使用可能で、誰でも使いやすい設計に変わってきました。もともとは医師しか使いこなせず、心電図の波形を見ながら電気ショックをかけていた厄介なものでした。AEDは電気ショックをかけるべきか、またはかけるタイミングなどを解析する作業を自動的に行います。小型で非常に安全性の高い器具だといえます。ですから、だれもがこの高性能ですぐれた器具を使いこなせれば尊い命をたくさん救うことができるのです。AEDは、心房細動を止められる一番小さな、しかし有効であるエネルギーが出力されるようセットされています。エネルギーや電流が低すぎで合わないと、除細動しても不整脈を止めることができないのです。逆にエネルギーや電流が高すぎると心筋障害を起こしてしまうのです。

AEDには電流の流し方が二種類設定されています。単相性、もう一つは二相性です。単相性は一方向に電流を流すもので、二相性は、一定時間プラスの電流を流し、次に逆方向に電流を流すというものです。二相性のAEDは何かと単相性よりも高性能ですのでもちろん価格は高くなります。本当は二相性除細動器の普及率を高めるべきなのですが、各地での官民によるAEDの普及活動においては、単相性の購入を避けられません。自治体や地域によって導入する機器に格差が出てしまうのは避けなければなりません。同じ国に住み、同じ税金を納めているのに地域によってその利益が享受されず、命が軽軽しく扱われているように思えるのは本当に不公平な事です。地域格差を無くし、このAEDの役割を大きく広げていくためには、やはり国レベルでの大規模な広報活動が必要であると思います。